湘南ロードバイク日記

ラクして速く走る。それこそが。

私が楕円チェーンリングを使い続ける本当の理由

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変な自転車パーツとして楕円チェーンリングは話題に上がるものの1つだと思います。2008年にカルロス・サストレがRotorのQ-ringsを使ってツール優勝をしたのもだいぶ昔になりました。もはや、さして珍しくもないアイテムとなったのではないでしょうか。私は楕円リングも真円も両方使いますが、気が付くと自転車生活のほとんどが楕円で走っていたのではないかと気が付きました。今回はなぜあえて楕円を使っているのかについてです。

 

こんなにあるの!?楕円チェーンリング

現在、楕円リングを販売するメーカーもほんとに多くなったと思いうれしく思います。しかしながら、やはり製品の都合上、大量生産までこぎつけているメーカーというのは少数だと思います。有名なのはやはり今も昔もRotor Q-rings

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開発されたのは2005年です。楕円率は1.10 (10%)

こいつは結局2セットも購入して使っていました。そこら辺のロードバイクショップにいっても買えるかもしれないって地味にスゴイ普及率ですよね。

 

続いてOsymetric

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開発は1993年、楕円率はなんと1.215 (21.5%)!

現在も活躍してる楕円リングの中では大先輩ですね。

ちなみにシマノのバイオペースは1983年の開発です。

ウィギンス、フルームのおかげで知名度が上がったのに、まだまだニッチなアイテム。

こいつも2セット購入して現在もバリバリ使っています。4アーム用が欲しい。

 

もっと楕円率のあるものといえば・・・

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オギバル 、1993年開発、楕円率は1.235 (23.5%)!

もはや何も言うまい。

こんなの序の口でさらに楕円率の高いチェーンリングもあります。入手できませんが

 

他には、新しい感じのするRIDEA

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楕円率わかりません、がおそらくRotor Q-ringよりちょい低い位ではないかと思います。

 

そう言えばあった、ストロングライトのBIO CONCEPT

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楕円率は1.1 (10%)らしいですよ。

 

実はこんなのもあるんですよ、Doval

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1セット使ったことがあるのですが、結構安いんですよ。なんか見た目BIO CONCEPTと似てますね。

 

とにかく楕円リングがたくさんあるというのは分かっていただけたかと思います。

効果はあるのか?

この質問は楕円使っている人なら、休憩中のコンビニでうんざりするほど聞かれているのではないでしょうか?正直な所、その人の乗り方によって、"効果には個人差があります"で終わってしまうので、なかなかスパッと答えられないのが嫌なところです。なので私個人の経験で話させていただきます。

 

私が楕円を使っていたのは主にRotor Q-ringsとOsymetricですが、やはり楕円率が高いOsymetricの方が漕いでいて楽しいです。もちろん真円と比べてもOsymetricの方が漕いでいて楽しいです。この"楽しい"というのがポイントで、"速い"とは言っていません。おそらく平地のタイムトライアルに近い状況になればなるほど楕円率が大きさがメリットとして効いてくるという感触は得られているのですが、しかし普段そんな状況ってあるでしょうか?ロードレースなら加減速ばかりですし、街中だって信号ダッシュばかり、田舎ならあり得るかもしれませんが坂があるでしょう。ということでメリットはそんなにないです。逆に私はヒルクライムのときには絶対に楕円を使いません。登れないことはないですが、明らかに真円の方がタイムが上になります。理想はアウターをOsymetric、インナーを真円にしたいところですが、これは変速性能が壊滅的になるので実質できません。

 

それでも楕円を使いたい理由

楕円にしたからといってスピードのボトムアップになるわけではないです、なぜ使いたいかというと、楕円をつけた自転車だと、人目を引くのかやっぱり人に話しかけられることが多いです。特にOsymetricなんかは見る角度によっては平行四辺形ですから絶対目に止まります。"なんかおもしろい形してるね"、"チェーンが暴れててうるせーぞ!"、"実際効果あんの?"とか聞かれるだけでも話のタネになってうれしいものです。そんなコミュニケーションを大事にしたいと思い、楕円を使い続けています。それにやっぱり漕いでて楽しいということが大事です。